突然ですが、ここで問題です!
次のうち、世界に本当にある『税金』はどれでしょう?
①『ポテトチップス税』
②『ソーダ税』
③『光るおもちゃ税』
正解は・・・
すべて本当にあります!
今回は、そんな世界の面白い『税金』について紹介します♪
ポテトチップス税(ハンガリー)
正式な名前は『健康増進税』。塩分(しょっぱいもの)や糖分(あまいもの)の多い食べ物に課される税金です。例えば、スナック菓子やジュースなどを買うと税金が課されることになります。
楽しいおやつの時間が、あまり楽しめなくなりそうですね・・・
ソーダ税(アメリカ)
正式な名前は『砂糖税』。ジュースなどに対して、砂糖が入っている量によって課される税金です。砂糖は肥満や虫歯の原因とされているので、砂糖が入ったジュースなどをなるべく飲まないようにという目的があるようです。
虫歯になるのはイヤだけど、ジュースが気軽に買えないのもイヤですね・・・
光るおもちゃ税(アメリカ)
アメリカのウエストバージニア州が導入した税金です。『光るおもちゃ税』は、おもちゃの光線銃など、光が出るおもちゃに課されます。 対象には、おもちゃの銃のほか、花火なども含まれます。この税金がなぜあるのかというと、子供の頃から銃が身近にない環境をつくることで、犯罪を減らすためです。
おもちゃの銃はなんとなくわかるけど、花火にまで税金をかけなくても・・・
月餅税(中国)
月餅とは丸くて平たい、中国のお菓子のこと。中国では9月または10月(中秋の名月)に、この月餅を食べながらお月見をする習慣があります。日本でいうお月見だんごを食べるようなものですね。そのため中国の企業では、働いている人たちに箱入りの月餅を配る習慣があるようです。しかし、中国人が月餅を食べる量が多いことに目をつけた政府が、伝統行事を利用して、税金を取る仕組みを取り入れました。
月餅って、たまに食べるとおいしいですよね~。
犬税(ヨーロッパ諸国)
ドイツなどのヨーロッパ諸国では、犬の数により税金が課されています。払った証として、札を受け取り、首輪へのつけなきゃいけないようです。これは、犬が必要以上に増えすぎないためという目的もあり、集められた税金はフンなどをキレイにする活動などにあてられています。日本でも、昔に『どうぶつ税』がありました。各自治体ごと・動物の種類ごとに計算され、エサ代などについて課されていたそうです。
ペットはお世話ができる範囲で飼いましょう。ということですね。
ドーナツ税(カナダ)
『ドーナツ税』とは、カナダの『消費税』のことです。ドーナツを6コ以上買うか、買わないかで、税金の課され方がちがってきます。(6コ以上買うほうが、税金が少なくなります。)これはドーナツだけでなく、クッキーやマフィン、ケーキ、クロワッサンなどもです。では、なぜ6コなのかですが、「その場で食べきれる個数かどうか」で線引きがされているそうです。
僕は甘党なので、ドーナッツ6コくらい、ペロリといけちゃいます。
渋滞税(イギリス)
正式には『コンジェスチョン・チャージ』といいます。イギリスのロンドン市内の渋滞をなくすために、導入されました。税金が課されるエリアが決められており、その道路を走るときに事前に取られる、という仕組みです。ちなみに、そのエリア内に住んでいる人たちがかわいそうに思いますが、住民については、税金の90%が免除されるそうです。また、夜間と祝日は税金は取られず、ハイブリットカーなど環境に優しい車も税金は取られません。もちろん、救急車・パトカーやバス・タクシーなどの公共交通機関も取られないようです。
ロンドンへ旅行に行ったときは、なるべく公共機関で移動しましょう。ということですね。
かえる税(フランス)
中世のフランスにあったのが「かえる税」です。これは領主(えらい人)の眠りを妨げるカエルの鳴き声を止めさせるための、しごとで納める税金であったようで、まわりに住んでいる人たちは交替で水面をたたきカエルが鳴くのを防いだそうです。
たしかに、寝ているときにずーっとカエルが鳴いていたら、たまったもんじゃないですね。
トイレ税(ローマ帝国)
『トイレ税』は古代ローマにあった税金です。この時代は、おし○こがとても重宝されていました。その中に含まれるアンモニアという成分が、生活のあらゆるシーンで使えることに気づいたからだそう。そのため、公衆トイレにたまったおし○この取引が行われるようになると、これに目をつけて税金を課し、かなりの税収を得たとのことでした。
昔の人の生活の知恵には、おどろかされますね。
ひげ税(ロシア)
『ひげ税』は、昔のロシアやイングランドにあった税金です。17世紀末にロシアで定められ、ひげを生やした人がひげを剃らなかった場合にかかる税金だったそうです。ひげ税を納めた人は「髭メダル」が与えられ、これを持ち歩くことが必要でした。
嘘みたいな、本当のハナシ。
脂肪税(デンマーク)
デンマークの税金である『脂肪税』は、飽和脂肪酸の多い食べ物であるバターやピザ、肉、牛乳といったものに課されていた税金です。ただ、この税金は、国民が国境を超えてドイツやスウェーデンで買い物をするようになってしまっていたため、すぐに廃止されたそうです。
なんでもかんでも税金を掛ければ良い。というわけにもいかないことが、よくわかりますね。
窓税(イギリス)
17世紀の終わり頃、イギリスでは「窓税」という税金がつくられました。1つの建物に窓が7個以上の場合は税金を払わなければならなかったのです。これにより、せっかく日差しを入れるために取り付けた窓をふさぐ人が増え、体調不良になる人が続出したそうです。
日差しのよく入る、明るくて健康的な家に住んだのに、窓をふさいで体調不良になるなんて、本末転倒ですね・・・
おわりに
今回は、世界の面白い『税金』を紹介しました。いかがでしたでしょうか?
『ハル★ラボ』では、【『税』を楽しく学ぼう!】をコンセプトに、これからも発信していきます。
次回もお楽しみに♪